京都に優秀な企業が多い理由


大将です。

はてなの京都移転が話題となり京都への注目度が高まってるように思います。「日本のシリコンバレーは京都?!」みたいな話にもなりつつあります。

京都にはご存知のとおり素晴らしい企業が多くあります。

京セラ(KDDIなど)・任天堂・ローム・島津製作所・オムロン・ワコール・日本電産・堀場製作所・村田機械・日本電池・大日本スクリーン製造・日新電機 などなど。

さてさて、何故京都にはこのように優秀な企業が多いのか?その理由の一つとして考えられるのが

京都は共産党が強い地域

であるということが言えるんじゃないかなと思います。

先日の京都市長選挙でも共産党vs自民・民主・公明・民主の戦いで、たったの951票差だったことでもそれがわかると思います。京都は共産党が強いというのは結構有名な話です。

さて、

「なんで共産党が強かったら優秀な企業ができんねんw」

と思われることでしょう。僕がそう思う理由を説明したいと思います。

共産党は労働者を大事にする政党です。
思想の一つとしてブルジョアジー(資本家)とプロレタリアート(労働者)は基本的に対立しているという考え方が有名企業を排出しつづけてきた時代の京都には根強く残っていたそうです。(今は薄れていると思うのですが)

ですから京都在住の従業員を雇用すると「いきなり労使対立」ということになりやすい環境だったようです。労使対立は経営者にとって間違いなく大きな問題です。

いきなり労働者が権利をガンガン主張してくるのです。労働環境改善要求ですね。突然労働組合が出来上がってたり、賃上げ要求、労働時間の短縮要求、休暇の要求、それが通らねばストライキや集団退職などが余裕で起きたりするのです。

儲けてる儲けてないに関わらずですよ?
(基本的に経営者は儲けてて隠してるという考え方がベースにあるようです。)

どう考えても大変(汗)

他の地域でも多かれ少なかれこういうことはあるでしょう、しかしその中でも京都は日本で一番厳しい地域だと言っても言いすぎではないと思います。

さてさて、こんな関係が当たり前の京都の起業家達。当然乗り越えねばいけません。従業員がついてきてくれなければ商売なんてできません。

そこで京都の起業家達は試行錯誤しながらみんながハッピーに働いてくれる道を模索したのです。

有名なものでは京セラの稲盛さんが編み出した「アメーバ経営」が代表的です。一人一人が経営者の自覚を持って仕事をできる仕組みを考え出しました。(詳しくは書籍で)

それにより製品の良さもさることながら、マネジメントという部分で他の企業より優れた企業となり、その結果競争を勝ち抜いたのです。マネジメントが疎かだといくらビジネスが優れていても長くは続かないですからね。

京セラだけではなく、上記の有名企業たちも全く同様の問題に真正面から立ち向かったはずです。

過酷な労使対立を改善するために経営者が何年も試行錯誤し続け、ゆっくりと労使の関係を改善する組織づくりを行い、結果として京都の起業家達は企業として他に無い大きな力を身に着けたのではないでしょうか

もちろんこれだけでは無いでしょうけどね。
しかし事業を行っててマネジメントに不安がなければ企業の成長速度というのは断然早まることでしょう。

 

我が社もワークスタイル2.0を始め、試行錯誤しつつ皆が楽しんで働ける労働環境を提供しておりますが、なかなか抜本解決ということにはなりません。難しいなぁ~(・∀・) 

世の社長様方。
我々現代の起業家も常に失敗と成功を繰り返し、試行錯誤しながら進んでいこうじゃありませんか。

京都の先輩起業家達を見習ってね。

 

【追記】08/02/20

近藤社長のエントリー「京都の家」での話はまさに上記のようなことが理由ですね。古い感覚が根強く残っているのでよそ者は受け入れがたいということでしょう。知人の京都の企業家も引越しでは苦労してました。周囲への挨拶まわりとか大変だったようです。太平洋戦争でも空襲を逃れることが出来た土地ですから、住民意識も大戦以前の感覚が残ってるということはありそうです。

そういうところが逆に京都が素敵な理由でもあるんですけどね(・∀・)love!

 


5 Replies to “京都に優秀な企業が多い理由”

  1. ピンバック: 多事争論×多事争論
  2. たしかに、京都は素晴らしい技術を持った経営体質のよいメーカーが多くあります。

    しかし、京都の企業が労働者を大切にするなんて、とんでもない・・・
    京セラを始めとして、ブラック企業のオンパレードです。

    こんなこと書いたら、就活生が誤解してしまいますよ?

  3. 関西の組合はご用組合ばかりですよ。京セラに七年ほど前に買収され子会社となりましたが、前の企業もあまり労働組合には良い対応をしていなかったと思いますが、それ以上に社員の待遇が良かったから労組に入ろうなどと思いもしなかった。最も競争が激しく常に情報を収集し自ら最先端を突っ走る覚悟はいりましたが、そんなものはこのグローバル化の世界で生き残るためには当たり前でしょう。
    しかし京セラはその真逆。オウム真理教や北朝鮮のような全体主義で教祖様を進行し上司に意見するなどとんでもないことで画一化を要求する。
    特に女性は使い捨て。前の企業では女性の上司など珍しくもなくたくさんお世話になった方々が多かったのですが、みな管理職教育などで嫌がらせをされやめていきました。実際京セラに女性管理職などいないのでは。
    労組もそう。今の会社で労組を設立するときにユニオンショップ制を前提したため事前アンケートで反対票を投じたら、上司から社長命令だから必ず賛成してくれと言われました。
    すべてにおいて会社方針や行事に不参加な人間、有給消化率のいい人間は人事がチェックし上司に「改善」を命じる。
    ばかげていますよね。

  4. 言い忘れました。
    利益獲得は社員の低賃金と一兆円企業とは思えない皆無といえる福利厚生、法に引っかかりさえしなければ良いという徹底した網抜けで極めてしっかりしています。低賃金でも私生活まで会社に頼り切り自分の足で立ち、歩き、他人の価値観など一切尊重するつもりがないという人にはかなり居心地が良いかもしれません。

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